浴衣~ゆかた~②

今年は、日本の各地で

新型コロナウィルス対策をしながら

夏のお祭りが開催されていたりして、

久しぶりに浴衣が気になる

夏になりましたね!

今日は浴衣の豆知識のお話を📖。

目次

1.浴衣って、なぜ「浴衣(ゆかた)」と書くの?

2.浴衣は夕方に着る着物?〜明治から令和へ

1.浴衣って、なぜ「浴衣(ゆかた)」と書くの?

昔々その昔、平安時代の貴族のお屋敷。

そのお風呂は、

湯船にたっぷりのお湯に浸かるのではなく、

今でいうサウナ、蒸し風呂でした。

その蒸し風呂に入る時に裸身では熱すぎるため、

「湯帷子(ゆかたびら)」

と呼ばれる麻の着物を着て入ったそうです。

この着物が浴衣の始まりといわれています。

そして江戸時代、

数十万人の人が集まる大都市江戸には、

「銭湯♨️」ができ、(最初はまだサウナ式ですが)

人々は夕方になると銭湯の行き帰りに

さっぱりと簡単に着ることのできる

木綿の着物を着るようになり、

その着物を

湯帷子(ゆかたびら)の流れも汲んで

「浴衣〜ゆかた」と呼ぶようになった

という説があります。

木綿に藍で型染めした

様々な好みの柄を選んでの銭湯へ、

そんな風景が町にあったのかもしれませんね。

2.浴衣は夕方に着る着物?〜明治から令和へ

せっかくなので

もう少し、江戸時代以降の浴衣と

私たちの生活もみていきましょ。

明治・大正時代、「注染(ちゅうせん)」

という浴衣を作る技法が進化していきます。

「注染」とは、

図柄に沿って糊(のり)で防染して

その生地を何枚も重ね、

一番上の部分に土手を作って染液を注いで

隣り合う色が染め分けられるようにする技法のことで、

生地の裏側にもしっかり染液が浸み込んで

いることが特徴です。

化学染料の普及により

カラフルな浴衣生地の大量生産が可能になりました。

ここで、おしゃれな浴衣が広まって行きます。

そして昭和にはいり…

私はおばあさま方が

「ゆかたは真っ昼間に着るのは

ちょっと気がひけるわねぇ、

やっぱり夕暮れ近くでないと…。」

と言葉を聞いた記憶があります。

戦後までは、浴衣は、夕方からの夕涼み、

寝巻きなどとして、

日々の日本の生活の中に溶け込んでいたのですね。

そして、平成を経て令和。

夕方だけでなく花火大会や

お祭りはもちろん旅先や日本橋、

銀座のお散歩、納涼船のクルージングなど

昼間にも浴衣を着られる時代になりました。

生地や帯も色々な種類の浴衣があり、

夏の季節を楽しむアイテムの一つになっています!

まとめ

平安時代、

蒸し風呂に入るために着られていた

麻の着物「湯帷子(ゆかたびら)」から始まり、

江戸時代には

銭湯への行き帰りに着るようになり、

令和の現代、

花火大会やお祭りはもちろん

街散歩にも楽しまれている浴衣。

この時代に生まれて、

浴衣姿に挑戦してみないのは

ちょっともったいない。。

でも簡単とはいえ

いざ着てみるのは色々不安もありますよね。。

不安は、ぜひ具体的に書きだしてみて!

一つ一つ解決して、

ぜひ浴衣で、この夏を、楽しみましょ♪

浴衣姿のポイント等は、浴衣①

に書いています。

(浴衣の基本的な着方は、

ぜひスズキサトコ先生のレッスンで聞いてみてください♪)

文:春竹ここ(コラムニスト)

おまけ

🎐浴衣で夏を楽しむイベントを少しご紹介🎐

・イベント名:「浴衣でぶらり、夏めぐり」

場所:東京日本橋

開催期間:〜令和4年9月2日(金)

「日本橋きものパスポート」

浴衣姿やきもので特典が受けられるお店が沢山!

※詳しくはホームページをご確認ください。

・イベント名:東京湾納涼船 

場所:竹芝客船ターミナル開催

期間:〜令和4年9月11日(日)まで

浴衣姿で乗船券が500円OFF

※金土祝日を除く/大人のみ対象/

甚平、作務衣は対象外/

他の割引との重複割引不可

※詳しくはホームページをご確認ください

・イベント名:みなとみらいの大盆踊り

8/12.13 直前情報です!

※イベント内容は、感染状況などにより

変更がある場合がありますので

公式ホームページで最新の情報をご確認ください。

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